【公演延期】『みえないこどもたち と 大阪、ミナミの高校生』

 劇作家のオノマリコです。
 趣向では2020年4月末に、世の中の見えにくいこどもを描いた作品と、こどもたちとの共同創作作品、三本上演を行う予定でした。公表前、チケット発売前の公演ではありますが、この度公演の延期を決めましたことを発表させていただきます。

 そもそも公演情報を公開する予定日であった矢先の2020年2月、新型コロナウイルス感染拡大により演劇公演の自粛が求められるようになりました。
 上演日前日に公演中止が決まったカンパニーもありました。中学生、高校生、大学生の演劇も多くが中止になりました。
 胸が痛くなるようなBlog、SNSでの発信、写真を目にしました。

 わたしは公演の情報公開を遅らせることにしました。舞台芸術への公演自粛はいつ解除されるのか。そう考えているうちにも日本での感染者の数は増加していきます。「どうすれば客席の方々にとって安全な演劇公演を行うことができるのか」という思考は、感染者数の増加により徐々に「どうすればわたしも含むキャストスタッフが新型ウイルスに感染しないように稽古を行うことができるのか」というものに変わっていきました。今回の公演では大阪の高校生に、神奈川県まで遠征して上演してもらう演目もあります。彼らにとって安全な環境は作れるのだろうか。3月中は日々情報に振り回されました。どうすればいいのか迷いながら過ごす日々でした。

 この度、新型コロナウイルス感染症拡大のリスクを低減する観点から、今公演を延期することを決定しました。現在、延期の時期はまだ決まっておりません。また改めて発表させていただきます。
 また延期と言っても、同じ劇場や、キャスト・スタッフで上演できると決まったわけではありません。実現したかったものが頓挫した無念はどうしても残ります。なのでここに、「実現しなかった公演」の企画書に書いた文言を書き記したいと思います。皆様にも、この、あり得たかもしれない公演の姿を、想像していただけると幸いです。またなるべく早く、お目にかかる日が来ることを願っております。

●企画について
 2019年より、みえない場所、みえにくい場所にいるこどもたちを描いた連作を始めました。その連作の名前は、“みえないこどもたち”。その場所にいるこどもたちの心の動きや身体の動きをスケッチした連作です。今回はそこから、部屋から出られない兄と妹について扱った『屋根裏部屋のこどもたち』、十三歳で亡くなった少女の人生を追う『赤松パーキングエリアにて』の二本を上演したいと思います。
 また、同時に現役の高校生が出演する作品『ルサルカ〜大阪、ミナミの高校生4』も上演します。「大阪、ミナミの高校生」はオノマリコと精華高校演劇部の共同創作のシリーズ。今作品はその第4段に当たります。高校生が自分自身で考えたことから語りや一人芝居を作り、それらを劇作家のオノマがオペラの作品のストーリーに準えて作品にします。オペラのストーリーは、大阪の南部という土地を与えられたことで、大阪の高校生たちの周りでありそうな話に化け、また高校生自身のやわらかい語りと渾然となり、現代の彼らの生活を浮かびあがらせます。
 今上演では、現実に生きる様々なこどもの姿を見せることを主題においています。現代の日本では、貧困率の増加や少子化によって、「大多数のモデルケース」とされていた子供の姿が消えました。しかしそれによって、一人ずつの高校生の差異がくっきりと見えるようになってきたように思います。その姿を見て、この世界のよくなってきたところ、窮屈になってきたところ、それらについて、語り、考える場にしたいと考えております。

●公演概要
マグカルシアター『みえないこどもたち と 大阪、ミナミの高校生』
公演期間:2020年4月30日(木)〜5月3日(日)
会場:スタジオHIKARI(神奈川県横浜市西区紅葉ケ丘9-1神奈川県立青少年センター2階)

●上演作品、キャスト、スタッフ
・みえないこどもたち『屋根裏部屋のこどもたち』
 作:オノマリコ 演出:平戸麻衣
 出演:渥美一稀、仁志菜々美、新優芽

・みえないこどもたち『赤松パーキングエリアにて』
 出演:堀春菜、浅見臣樹((劇)ヤリナゲ)、波多野伶奈、結城真央

・『ルサルカ〜大阪、ミナミの高校生4』
 作・演出:オノマリコと精華高校演劇部
 出演・高校生スタッフ:勝山光、北家真穂、来海柚乃、谷川萌香、戸田瑞樹、
            仁志菜々海(以上、精華高校演劇部)、温井茜

舞台美術:松岡泉
舞台監督・照明:黒太剛亮(黒猿)
音響:秋田雄治
制作:趣向制作部
制作協力:小松陽介(精華高校演劇部)
協力:映画24区、フォセット・コンシェルジュ、(劇)ヤリナゲ
主催:神奈川県、趣向

<みえないこどもたち>vol1.『屋根裏部屋のこどもたち』ワーク・イン・プログレス

シアター風姿花伝「劇作家支援プログラム」
趣向<みえないこどもたち>vol1.
『屋根裏部屋のこどもたち』ワーク・イン・プログレス

戯曲:オノマリコ(趣向)
演出:平戸麻衣

みえない場所、みえにくい場所にいるこどもたちを描いたシリーズを始めます。
見えにくい場所にいるこどもたちの心の動きや身体の動きをスケッチした連作です。
シリーズを始めるにあたって、まずは戯曲自体の可能性を探りたいと思い、試演会(トライアウト)を設けました。1作目の戯曲を 3 つのパターンに展開し、各パターンで出演者を変えて上演します。また、最終日に2作目のリーディング、お客様も交えたアフタートークを開催します。ふるってご参加ください。

●あらすじ
兄は自分の部屋を出て、屋根裏部屋で生活を始めた。妹は屋根裏部屋を訪れる。
「お兄ちゃん、どうして部屋を変えたの?」
妹は友達を連れてくる。妹は兄の箪笥を勝手に開ける。妹は兄のベッドで眠る。屋根裏部屋から出なくなる。

●パターン
A [ノーマル] 戯曲オリジナルバージョン
出演…松山剛士、露詰茉悠、永田莉子

B [ツアー] ツアーコンダクターと一緒に屋根裏部屋へ参加するバージョン
出演…尾濱勇輝、大木あゆみ、琴松蘭児

C [シャッフル] 戯曲6場をハロルド・ピンター『背信』に倣って入れ替えたバージョン 
出演…大川翔子、結城真央、波多野伶奈、金子美咲

●リーディング
<みえないこどもたち>vol2.
『赤松パーキングエリアにて』
出演…大川翔子、夏目慎也、尾濱勇輝、琴松蘭児

●タイムスケジュール
5月6日(月)15:00開演 A[ノーマル] ・B[ツアー]
       19:00開演 C[シャッフル]・A[ノーマル]
5月7日(火)19:00開演 B[ツアー]  ・C[シャッフル]
 ※2本立てでの上演となります。総上演時間は約2時間です。(途中休憩含む)
5月8日(水)19:00開演 vol.2『赤松PAにて』リーディング+全員参加によるアフタートーク

●チケット
4月14日(日)10:00より発売
一 般 前売/当日:2500円
一 般  幕 見 :1500円
Under22前売/当日:1800円
Under22 幕 見 :1000円
※幕見…どちらか1つのパターンを観たい方に。予約備考欄に観たいパターンをご記入ください。
チケット:https://www.quartet-online.net/ticket/shukou_wip1 

●会場
シアター風姿花伝
〒161-0032 東京都新宿区中落合2-1-10 TEL:03-3954-3355(劇場事務所)
アクセス:JR山手線「目白駅」より徒歩18分/バス6分
     都営大江戸線「落合南長崎駅」より徒歩12分
     西武池袋線「椎名町駅」より徒歩8分
     西武池袋線「下落合駅」より徒歩10分

●スタッフ
舞台監督:鳥養友美
舞台美術:坂本遼
照明:井坂浩(青年団)
制作協力:不参加
主催:趣向
協力:劇団エクステ、青年団、東京デスロック、ひょっこり船
提携:シアター風姿花伝

●プロフィール
オノマリコ:劇作家。神奈川県出身。東京女子大学文理学部哲学科卒。みずみずしい台詞と、時空間を飛び越える構成とを特徴とする。代表作は女子学生の四年間を描いた『解体されゆくアントニン・レーモンド建築 旧体育館の話』、誠実な複数恋愛(ポリアモリー)を行う生活を描いた『THE GAME OF POLYAMORY LIFE』。ほか、近年の作品としては舞台『野良女』、劇作家女子会。『人間の条件』(共同創作)、精華高校演劇部との共同創作「大阪、ミナミの高校生」シリーズなど。十代の人との作品創作や、エスノグラフィーの演劇化など、「劇作家が世界でできること」を考えながら活動している。『THE GAME OF POLYAMORY LIFE』で第61回岸田國士戯曲賞最終候補にノミネート。

平戸麻衣:1982年 群馬県生まれ、A型、山羊座。筑波大学国際関係学類中退。2006年ごろからミュージカルユニットを立ち上げ2010年まで作・演出。コンクール審査員の「これからも地方で頑張ってほしい」というコメントに発奮して東京へ。2011年からフリーの演出助手として、小劇場、ミュージカル、野外劇、オペラ等幅広いジャンルの舞台公演に参加。演出家とスタッフと俳優と作品と、時間を共にすることを学ぶ。演出助手として、森山直太朗劇場公演「あの城」(御徒町凧 演出)、明治座「京の蛍火」(わかぎゑふ 演出)、ニッセイオペラ2018「魔笛」(佐藤美晴 演出)、サードステージ「ローリングソング」(鴻上尚史 演出)など。演出として豪戯曲「The One Day Of The Year」(佐和田敬司翻訳)、Seiren musical project「Bring it on」、ヴァカーエンターテイメント「君といつまでも」など。

【出演者募集】趣向のワーク・イン・プログレス

見えないところ、見えにくいところ、暗いところにいるこどもたちの演劇をいくつか製作しようと思います。
それにあたり、戯曲の実験の場を設けました。
そこで戯曲を演じ、フィードバックまで参加してくださる方を募集します。
瑞々しい俳優の皆さんとの出会いの場になればうれしいです。(文責:オノマリコ)

◯概要
作品名:趣向の ワーク・イン・プログレス
<みえないこども>その1『屋根裏部屋のこどもたち』

脚本:オノマリコ(趣向)
演出:平戸麻衣
期間:2019年5月6日(日)~8日(火)の3日間 3チーム×1公演
劇場:シアター風姿花伝  

◯募集する役
・男子高校生役 3名
・女子中学生役 9名

◯稽古について
[読み合わせ]
⚫︎日時
2019年3月30日(土) 13:00〜
⚫︎会場
杉並区周辺の施設
⚫︎内容
戯曲『屋根裏部屋のこどもたち』を読んでみる

[立ち稽古]
⚫︎日程
2019年4月19日(金)〜5月4日(土) 
11:00〜21:00の間で3時間、全10回程度
⚫︎場所
横浜市内の施設

◯応募資格
上記役に当てはまる16歳以上の男女(※未成年の方は親の承諾が必要です)
経験不問
下記の稽古・公演日程にほぼ参加可能な方

◯応募方法
下記の項目をご記入の上 shukou2010@gmail.com までお送りください。(@は小文字に変えてください)
応募多数の場合は動画にて選考の上、通過者にご連絡させていただきます。

1 名前 
2 年齢 
3 所属がある方は所属名
4 電話番号&メールアドレス 
5 顔写真
6 自分の演技動画 (1分程度。公演の映像、朗読、なんでも良いです。全身、顔、声が分かるもの。SNSの場合はURL、ムービーファイルは20MB以下でお願いします)

⚫︎応募締切
2019年3月24日(日)

※ご応募を確認し、上記のアドレスから折り返しご連絡致します。
※締切日から2日経ってもメールが届かない場合は、お手数ですが再度ご連絡ください。

趣向ジュニア『大阪、ミナミの高校生1、2、3』沖縄公演

趣向ジュニア『大阪、ミナミの高校生1、2、3』
作 :オノマリコと精華高校演劇部
日程:2019.3.22(金)〜24(日)
会場:沖縄・アトリエ銘苅(めかる)ベース

IMG_4338.jpg
IMG_4368.jpg


「大阪、ミナミの高校生」とは?
劇作家のオノマリコが、精華高校演劇部員へインタビューを行って構成していく作品シリーズ。2016年『大阪、ミナミの高校生』では「わたしの好きな場所」、2017年『大阪、ミナミの高校生2』では「恋とはどういうものか」、2018年『大阪、ミナミの高校生3』では「わたしの一日/三十歳のわたしの一日」を部員それぞれが考えて創作へと繋げた。精華高校演劇部の「旅する演劇部」の特性を生かし、全国各地で上演を重ね、好評を博している。

沖縄公演のためのクラウドファンディング計画 2月10日(日)18:00 スタート!
https://motion-gallery.net/projects/oosakaminaminokoukousei 


IMG_3369.jpg

『大阪、ミナミの高校生3』※3月22日上演
2018年度に大阪、徳島、東京で上演。
三つ年上の姉、マリーが亡くなって以来、トムは心が動かない日々を送っていた。ある日、友人のマークに連れられて演劇部の見学に行き、内気なローラと明るいジェニーの姉妹と知り合う。ローラは毎日学校には行けないが、部活には来られる女の子。彼女はトムと友だちになろうとする。

minami2_0198.jpg

『大阪、ミナミの高校生2』※3月23日上演
2017年度に徳島、長野、東京で上演。
舞台は高校の生徒指導室。高校二年生のマリーとクラスメイトのトムは、教室でセックスしたのが見つかり、反省文を提出する。ところがマリーの反省文は「ごめんなさい」と繰り返すだけで書き方がめちゃくちゃ。生徒指導の先生は、あきれながらも原稿用紙の使い方と反省文の書き方を彼女に教えていく。

2016-05-02 141104jpg

『大阪、ミナミの高校生1』※3月24日上演
2016年度に神奈川、東京、佐賀、広島で上演。
大阪の南部の高校に、東京から転校生がやってきた。標準語を話し、名前はマリオ。転校生は自分と似た名前のマリーという女の子と仲良くなったが、大阪弁や、大阪の人たちの人懐こさに圧倒され、戸惑う。「大阪の人たちってみんな素直だね。好きとか嫌いとか、こんなに言い合う人たち初めて見た。」


■出演:
勝山光 北家真穂 来海柚乃
谷川萌香 戸田瑞樹 仁志菜々海
渥美一稀 木野博貴 田村恭子
辻川慎太郎 松尾絵理(以上、精華高校演劇部)

温井茜 庵ノ前弥ノ璃 田倉成美
田中優人 佐々木琢央 塚本このみ(以上、精華高校演劇部OB・OG。)

木内コギト(\かむがふ/)

■タイムテーブル
3月22日(金)19:00『大阪、ミナミの高校生3』
3月23日(土)14:00『大阪、ミナミの高校生2』
3月24日(日)14:00『大阪、ミナミの高校生1』
★:上演日によって演目が変わります。
★:上演時間は各演目約70分を予定しております。
★:受付開始は開演40分前、客席開場は開演20分前です。

■会場
アトリエ銘苅ベース
〒900-0004那覇市字銘苅203番地
ゆいレール「古島駅」から「古島」交差点へ→パイプラインから一つ路地に入る。徒歩8分
*駐車場はございません。お車でお越しの際は近くのコインパーキングをご利用ください。

■チケット
・1、2、3通しチケット:5000円
・一般チケット(前 売):2000円
・一般チケット(当 日):2500円
・中高 Under18チケット:500円
・大専 Under22チケット:1000円
※「1、2、3通しチケット」は三日間の公演を全てご覧いただけます。
※「中高 Under18チケット」は中学生、高校生と、18歳以下の方にお求めいただけます。
※「大専Under22チケット」は大学生、専門学生と、22歳以下の方にお求めいただけます。

●チケット取り扱いチケット発売日:2月15日(金)18:00より
カルテットオンライン:https://www.quartet-online.net/ticket/minami123 

■スタッフ
演 出 :オノマリコ(趣向)
照 明 :井坂浩(青年団)
舞台監督:兵頭拓磨(裏方集団Stage Line)、中島隆登(裏方集団Stage Line)
音 響 :小林遥(裏方集団Stage Line)
宣伝美術:モノデザイン
顧 問 :小松陽介
制作協力:琴松蘭児、モスクワカヌ
協 力 :裏方集団Stage Line、\かむがふ/、劇作家女子会。、劇団劇作家、青年団、ひょっこり船
提 携 :アトリエ銘苅ベース
後 援 :那覇市
主 催 :趣向

■プロフィール
趣向
2010 年、オノマリコの一人ユニットとして発足。2015年1月−2月、『奇跡の年 ANNUS MIRABILIS』(KAAT 神奈川芸術劇場)『解体されゆくアントニン・レーモンド建築 旧体育館の話』(シアタートラムネクストジェネレーションvol.7)と連続公演を行い、注目を集める。2016年1月、マグカル・シアター in KAAT『THE GAME OF POLYAMORY LIFE』にて、第61回岸田國士戯曲賞最終候補作にノミネート。2016年から、高校生との共同製作を行う“趣向ジュニア”の活動を始める。

オノマリコ
劇作家。東京女子大学文理学部哲学科卒。みずみずしい台詞と、時空間を飛び越える構成とを特徴とする。代表作は『解体されゆくアントニン・レーモンド建築 旧体育館の話』、『THE GAME OF POLYAMORY LIFE』など。近年は高校生との作品創作や、エスノグラフィーの演劇化など、「劇作家が世界でできること」を考えつつ活動している。『THE GAME OF POLYAMORY LIFE』で第61回岸田國士戯曲賞最終候補にノミネート。神奈川県を中心に活動している。

精華高校演劇部
大阪府堺市にある精華学園精華高等学校の演劇部。別名「旅する演劇部」。「呼ばれればどこでも行きます」をモットーに全国各地を飛び回る。2018年度は兵庫、大阪、徳島、東京、高知、沖縄で上演(高知は2019年2月、沖縄は3月)。また希望すれば高校3年生の3月末まで部活動ができることも特徴。スタイルを決めず、現代作家の作品からギャグコントまで面白いものはなんでもやる。東京のこまばアゴラ劇場で行われている「高校演劇サミット」には2013、2016、2018と3回出場。大阪のパワーを沖縄へ運んでいきます。

【オノマリコ共同創作】高校演劇サミット2018『大阪、ミナミの高校生3』

高校演劇サミット2018

■出場校
盛岡市立高等学校『月面、着陸。』作:柳澤あゆみ
東京都立世田谷総合高等学校『レイズ』作:安達理々花+せたそー演劇部
精華高等学校『大阪、ミナミの高校生3』作:オノマリコと精華高校演劇部

■日時
2018年12月27日[木] – 12月29日[土]
 12月27日(木)15:00 盛岡市立 / 16:45 世田谷総合 / 18:30 精華
 12月28日(金)14:00 盛岡市立 / 15:45 世田谷総合 / 17:30 精華
 12月29日(土)13:00 盛岡市立 / 14:45 世田谷総合 / 16:30 精華
受付開始は毎日上演1校目は開演の40分前、2校目以降は開演の60分前です。
開場は毎日上演1校目は開演の20分前、2校目以降は前校の終演にあわせて随時入れ替え
です。
当日は各回、受付順に整理番号札を配布します。
※2校以上連続して観劇されるお客様は、入れ替え中も場内でお過ごしいただけます。
※2校目以降、1演目券のお客様は空いている席にご着席いただきます。
※なお、各校の上演時間は約60分の見込みです。

■料金
1日券:3,000円
1演目券:1,500円 
高校生1日券:1,000円(高校生限定・12月27日(木)のみ)
ご予約→https://komaba-agora.com/ticketsell/sell1.html

■スタッフ
サミット・プロデューサー:林成彦
サミット・ディレクター:田中圭介
アドバイザー:平田知之(筑波大学附属駒場中学高等学校)
照明:黒太剛亮(黒猿)
音響:秋田雄治
舞台監督:黒太剛亮(黒猿)
制作:北村耕治(猫の会)
舞台監督補佐:鎌田直子、兵頭拓磨
制作補佐:仙波瑠璃
技術協力:鈴木健介(アゴラ企画)
制作協力:木元太郎(アゴラ企画)
芸術総監督:平田オリザ

同時代劇作家ワークショップ・プログラムvol.1 リーディング 『景観の邪魔』『解体されゆくアントニン・レーモンド建築 旧体育館の話』

同時代劇作家ワークショップ・プログラムvol.1 リーディング
『景観の邪魔』『解体されゆくアントニン・レーモンド建築 旧体育館の話』

11月・12月に吉祥寺シアターで行われるワークショップの発表上演。
綾門優季作『景観の邪魔』、オノマリコ作『解体されゆくアントニン・レーモンド建築 旧体育館の話』を、それぞれのワークショップ参加者がリーディングします。
HP若手劇作家リーディング写真(ページ内)

●ワークショップ概要
《『景観の邪魔』》
【ファシリテーター】 綾門優季(劇作家、青年団リンク キュイ主宰)、橋本清(演出家、ブルーノプロデュース主宰)

《『解体されゆくアントニン・レーモンド建築 旧体育館の話』》
【ファシリテーター】 オノマリコ(劇作家、趣向 主宰)
【サポートアーティスト】 入手杏奈(振付家・ダンサー)

★記事の内容は、吉祥寺シアターHPより転載しています。

●来たる2020年とその先へ
現在注目の劇作家による、近年の上演作品を題材に劇作家自身が
行ったリーディング・ワークショップの発表上演を開催します。
出演は、劇作家自身によるワークショップの参加者たち。
『景観の邪魔』は綾門優季に加え、本作の初演の演出を手がけた橋本清が、
『Q体』はオノマリコと共に、サポートアーティストとしてダンサー/振付家の入手杏奈が、
それぞれタッグを組み、創作に臨みます。
終演後にはポストパフォーマンストークを開催予定。
ワークショップの発表上演に留まらない、戯曲の新たな可能性と出逢うための上演です。

【公演スケジュール】
平成30年12月9日(日)18:00開演
※開場は開演の20分前。受付開始は開演の30分前。
※未就学児のご入場はご遠慮ください。

【会場】
吉祥寺シアター 劇場

【チケット料金】
[全席自由]
前売 一般1,000円 武蔵野市民(在勤・在学可、要証明書)・アルテ友の会会員 500円
当日 一般・市民・会員共通 1,000円

【チケット発売日】
11月4日(日)午前10時~
電話・インターネットにて予約受付開始!

【武蔵野文化事業団チケット取扱い】
(公財)武蔵野文化事業団チケット予約:0422-54-2011
インターネット予約:https://yyk1.ka-ruku.com/musashino-s/

協力(50音順):キュイ、趣向、青年団、ブルーノプロデュース
主催:吉祥寺シアター(公益財団法人武蔵野文化事業団) 共催:武蔵野市
助成:一般財団法人自治総合センター

【参加者募集】吉祥寺シアター、同時代劇作家ワークショップ・プログラムvol.1

11月・12月に吉祥寺シアターで、オノマリコ作『解体されゆくアントニン・レーモンド建築 旧体育館の話』のワークショップとリーディング発表を行います。
綾門優季さん作『景観の邪魔』と二本立てです。現在、両作品ともワークショップの参加者を募集しております。演劇やそれぞれの作品に興味のある方、ぜひご応募ください。お待ちしております。

 

同時代劇作家ワークショップ・プログラムvol.1『景観の邪魔』『解体されゆくアントニン・レーモンド建築 旧体育館の話』

★記事の内容は、吉祥寺シアターHPより転載しています。

 

◉劇作家と共に体験する戯曲の読み方、紡ぎ方

現在注目の劇作家2名の、近年の上演作品を題材に、劇作家自身によるリーディング・ワークショップを開催します。
最終日には成果発表として、吉祥寺シアターでリーディングの上演を行います。
2017年に青年団リンク キュイ『TTTTT』で初演された綾門優季 作『景観の邪魔』は東京23区と武蔵野市、合計24のシーンで東京の現在から未来の風景を描き出します。
2011年の初演以来根強い人気を誇る、オノマリコ 作の『解体されゆくアントニン・レーモンド建築 旧体育館の話』(愛称:『Q体』)は東京女子大学にかつて実在した体育館と、そこで同じ時間を過ごした学生たちの物語です。
来たる2020年とさらにその先へ向けて、私たちの今いる場所の過去と未来を見つめ直してみましょう。

 

『景観の邪魔』は、東京の未来を生き抜いていくうえで、僕たちが近いうちに熱烈に再演したい演目のうちのひとつでした。東京に愛着がないわけではないが、正直好きになれないこともある、というのが、今の都民の本音ではないでしょうか。愛憎ありながら、それでも土地を愛するということ。そういう意味では、これは人と土地の恋愛の話、出会いと別れの話でもあるのです。また、忘却と想起をめぐる物語とも呼べるでしょう。ことの起こりと終わりというのは、あとになって見出されるものだからです。今回の企画を通じて、多くの人との素晴らしい出会いと素晴らしい別れを。劇作家と演出家、そして、参加者のみなさんとで経験出来ることを期待しています。
綾門優季/橋本清

 

長い長いタイトルの作品です。愛称は『Q体』。2011年の初演からずっと、わたしも、上演に関わってくれた人たちも、この戯曲を『Q体』と呼びます。吉祥寺シアターは、モデルとなった大学の一番近くの劇場です。だからなんだってことはないのですが、学生時代に自転車で来た図書館やスーパーや映画館(今はもうない)、アルバイト先、手相見ますと声をかけられた街角、一人で食べたうどん屋がこの街にはあります。だからなんだってことはないのですが。
若い戯曲です。今更どんな気持ちでこの本に向かい合えばいいのかわかりません。読み返すと蘇ってくるものにむせそうになります。それは、学生時代に自転車で来た図書館スーパー映画館今はもうないバイトした店手相見ますと声かけられた街角一人で食べたうどん屋に、似たものです。ご応募お待ちしております。
オノマリコ

 

●日程
『景観』 11月29日(木)、12月3日(月)☆、6日(木) 各日18:30~21:30、9日(日) 13:00~21:00頃
『Q体』 11月26日(月)、12月1日(土)、6日(木)☆ 各日18:30~21:30、9日(日) 13:00~21:00頃

 

●ワークショップ概要・募集要項
《『景観の邪魔』》
【ファシリテーター】 綾門優季(劇作家、青年団リンク キュイ主宰)、橋本清(演出家、ブルーノプロデュース主宰)
【定員・条件】 期間中全日程に参加可能なこと。高校生以上4~10名(応募者多数の場合、選考あり)
※本作は以下のリンク先で戯曲をお読みいただけます。

 

《『解体されゆくアントニン・レーモンド建築 旧体育館の話』》
【ファシリテーター】 オノマリコ(劇作家、趣向 主宰)
【サポートアーティスト】 入手杏奈(振付家・ダンサー)
【条件・定員】 期間中全日程に参加可能なこと。高校生以上~25歳くらいまでの女性(戸籍上の性別は問いません)。9名(応募者多数の場合、選考あり)
※本作は以下のリンク先で戯曲をお読みいただけます。

 

《2作品共通》
【会場】 吉祥寺シアター けいこ場 ☆印の回は吉祥寺シアター劇場でリハーサル。
     9日は上演日のため2作品合同で劇場にてリハーサル、本番(18時開演)。
【参加料】 2,000円(食費・交通費等は参加者各自でご負担ください)
【申込方法】 吉祥寺シアターHP内の応募フォームに必要事項を記入の上、ご応募ください。
【応募〆切】 11月7日(水)午後3時(定員に余裕がある場合、〆切後も受付)